ほんとはこわ〜い、歯周病

さてさて、前回に引き続き、お口の健康のお話です。

わんちゃん・ネコちゃんに多い歯周病。


歯垢や歯石はばい菌の塊!

なので、これらを取り除かないと、

根本的な解決になりません。


無麻酔での歯石除去は、

見た目はきれいになりますが、

見えないところの歯石を取り除くことはできないので、

(なぜならとっても痛いから(T_T))

見えないところで病気が進行し、

見た目以上にひどいケースも見られます。


なので、私はおすすめしないです。


歯周病が進行すると、歯が抜ける、とお話ししました。

でもこれは、歯を支えている骨が溶けるために抜けるんでしたね。

ひどいと顎の骨まで溶けてしまい、

下あごの骨折や、口と鼻を隔てる骨が溶けてつながってしまう、

といった状態にもなってしまいます。


それ以外にも、もう一つ、大きな影響があるのです。


歯周病はお口の中の慢性炎症なので、

血管から簡単に菌がからだの中に入ります。

口から全身にばい菌がばらまかれてる状態であり、

さらに菌の死骸から出る毒素によって炎症が全身のあちこちで起こり、

様々な臓器に影響を及ぼす疾患、と考えられています。


現在わかっているだけでも、

・脳血管疾患(脳梗塞・認知症)

・心臓疾患(心筋梗塞・心内膜炎)

・虚血性心疾患

・動脈硬化

・関節炎

・腎炎

・癌   などなど・・・

の病気に、歯周病が関わっています。


脳の動脈瘤やリュウマチの患者さんの関節液、

さらに認知症患者さんの脳からも

歯周病菌が検出されているのだとか!!○_○


ヒトでは、病気の治療と共に、歯の治療も行う流れがあります。

私たち飼い主も、半年に1回は歯医者さんで定期検診もかねて、

歯をきれいにしてもらいましょう!


動物の医療は、まだそこまでではありませんが、

以前よりデンタルケアへの関心は高まってきていると思います。

全身麻酔が必要なので、躊躇される方も多いですが、

必要なときは、しっかり見えない部分もきれいにしてもらいましょう。


次回は、ホームデンタルケアのグッズには、どんなものがあるのか、

お伝えしようと思います。

あにまるすまいる 結(ゆい)

こんにちは。 獣医師の浴本涼子です。 ペットと飼い主さんの絆を結び、人も動物も健康で幸せになるよう、セッションやヒーリングを提供させていただいております。

0コメント

  • 1000 / 1000